高校野球って、こんなに厳しいんだ。

日々のこと

今年、高校1年生になった長男。

小さい頃から、ずっと野球をしてきました。

そして今年、自分で選んだ高校へ進学しました。

「高校でも野球を頑張る」

そう決めて進んだ場所。

私ももちろん応援するつもりでした。

でも、実際に高校野球が始まってみて、

「高校野球って、こんなに厳しいんだ。」

と思いました。

毎日、野球。

朝から学校へ行って、帰ってくるのも遅い。

休みも、そんなに多くありません。

小さい頃の野球とは、全然違う。

そして一番、親として難しいと感じたのが、

頑張ったからといって、試合に出られるわけではない

ということでした。

毎日練習している。

頑張っている。

それでも、試合に出られない。

そんな姿を見ると、

「もっと出してあげてほしい。」

「こんなに頑張っているのに。」

そう思ってしまう自分がいます。

でも、もちろん、それを決めるのは私ではありません。

監督や指導者がいて、

チームの中での競争があって、

本人にも本人なりの課題がある。

それは頭では分かっています。

分かっているけれど、

母親だから、やっぱり悔しい。

そんな気持ちになることがあります。

小さい頃だったら、

「もっと練習したら?」

「こうしたらいいんじゃない?」

「頑張って!」

と、親から言うこともできました。

練習に連れて行くこともできた。

試合を見に行って、帰ってきてから話をすることもできた。

でも、高校生になった今は違います。

野球はもう、完全に長男自身の世界です。

私が知らない練習もある。

私が知らない仲間との関係もある。

私が知らない悔しさも、きっとたくさんある。

だから、

「どうだった?」

と聞くことさえ、時々ためらいます。

聞きすぎたら嫌かな。

放っておいた方がいいのかな。

でも、何も聞かないのも心配。

親って、難しい。

応援したい。

力になりたい。

でも、邪魔はしたくない。

本人が自分で考えて、自分で乗り越えることも大切にしたい。

その距離感が、今までとは全然違います。

そして、試合に出られない姿を見ると、

親としてはつい、

「もっと頑張れば出られるんじゃない?」

と思ってしまう。

でも、それを簡単に口にしていいのかも分からない。

本人は本人で、毎日頑張っている。

もしかしたら、私が見ている以上に悔しい思いをしているかもしれない。

そんな息子に、

「もっと頑張れ」

と言うのは簡単だけれど、

頑張っている人に、さらに「頑張れ」と言うのは違うんじゃないか。

最近、そんなことを考えるようになりました。

だから私は、

できるだけご飯をちゃんと作る。

洗濯をする。

必要なものを準備する。

帰ってきたら、

「おかえり。」

と言う。

そして、話したそうなときには話を聞く。

それくらいしかできない。

いや、

それくらいしかできないけれど、それが今の私にできることなのかもしれない。

試合に出られたら、もちろん嬉しい。

活躍したら、もっと嬉しい。

でも、出られなかったとしても、

その日に長男が何を考えて、何を感じて、どう過ごしたのか。

それは私には分かりません。

だからこそ、本人が自分で歩いていくしかない。

親が代わってあげることのできない世界に、少しずつ入っていくんだなと思います。

小さい頃は、

「転ばないように。」

「風邪をひかないように。」

「ちゃんと学校に行けるように。」

そんなふうに守ってきた子が、

今は自分で選んだ場所で、厳しい世界に挑戦している。

私は、その姿を見守るしかありません。

正直、これから先も、

「もっと試合に出てほしい。」

と思うと思います。

悔しくて、もどかしくなることもあると思います。

親だから。

それは、きっと仕方ない。

でも、

長男の人生は、長男のもの。

私ができることは、

その道を歩いている長男を、後ろからそっと応援すること。

そして、帰ってきたときに、

「おかえり。」

と言える場所を作っておくこと。

それでいいのかな。

まだ、高校1年生。

始まったばかりの高校野球。

これから嬉しいことも、悔しいことも、きっとたくさんある。

私はその全部を経験することはできないけれど、

できるだけ近くで、

でも、近づきすぎないように。

長男の3年間を見守っていきたいと思います。

頑張れ。

でも、

頑張れと言わなくても、あなたが頑張っていることは知ってるよ。

そんな気持ちで、今日も帰りを待っています。

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